オランダの都市部の火災対策

12月22日(2016)に 新潟県糸魚川で火災が発生しました。 フェーン現象が一因となったようで 150戸を巻き込む大火災となってしまいました。 死者が出なかったのは奇跡的です。 心よりご心配申し上げます。 オランダでも昔は大火事が オランダのアムステルダムのほぼ中心部に Begijnhof(べヘインホフ)という地域があります。 Begijn とは、修道請願をせずに 修道女らしく暮らすことをモットーとする カトリック女子修道会のことで hof

インドネシアのオランダ人と日本人

たった一人の日本人 意図ぜずオランダで生活を始めたのは、 日本人が一人も居ない地域でした。 英語さえろくに喋れない私は、 オランダ語を地元の地域センターまたは公民館 のようなところで習っていました。 オランダの商品ラベルさえ読めない者にとって 少しでもオランダ語を理解する必用があったのです。 突然の問い合わせ どこで聞きつけたのか、その公民館に、 「日本人に用事があるので来て欲しい」 という依頼が来ました。 依頼主は老人ホームに入居されている一人の男性でした。 古い日本語の手紙を持っていて、 どうしても読んでもらいたいとのことでした。 高級老人ホーム 数日後、教えられた住所を訪ねると、 10階建てほどのビルが、何棟も林立している 老人ホームの地域でした。 聞けば24時間体制の介護施設で、 かなりお金持ち向けのホームとのことでした。 男性の部屋は1階(オランダでは0階)で、 ドアをノックすると、1人の女性が出迎えてくれました。 男性を訪ねたのに、女性が現れ、 オランダ語も英語すらおぼつかない私は、 何がなんだか分からず、招かれるままに中に入りました。 中には髪をキッチリ整え 小奇麗に身を整えた男性が 無表情で座っていました。 足がご不自由なご様子。 読めない手紙 会話は英語だったのですが、 ご挨拶してからいろいろ世間話をした後、 1枚の手紙を見せられました。 毛筆で書かれた草書体です。 ここではその男性をエリックさん、 女性をミランダさん

黒んぼピーター (Zwarte Piet)の人種差別問題

オランダではクリスマスのサンタクロースより 12月5日から6日にかけての シンタクラースのほうが 盛大に催し物が行われます。 シンタクラースのお供の 黒んぼピーター (Zwarte Piet)が年々問題になってきています。 Zwarteは、Black 黒 という意味 Piet は、Peter ピーターという意味です。 オランダに住みだして初めてのシンタクラースの日、

クリスマスの歴史とオランダのシンタクラース

スペインから船でオランダに到着した 黒んぼピートをお供に連れた シンタクラースです 一説によると クリスマスの起源は、 12月下旬に行われていた、 古代ローマのお祭りや、 ユール (北欧語: jul、英語: yule) と呼ばれる バイキングのお祭りに由来するらしいです。 冬至の時期は、太陽の力が最も弱くなるので、 人々には危険な季節と捉えられていて、 昼の「生者」の世界に、 夜の「死者」が侵入してくると信じられていて 人々が不安を感じる期間でした。 そのお祭りでは、若者や子供を死者に扮しさせます。 大人たちは死者に贈り物を用意して、 死者を演じる子供にプレゼントを差し出して、 死者に死の世界に戻ってもらうというものです。 キリスト教では、 冬至の頃の死者の徘徊する時期に イエスを誕生させることにより、 希望がもたらされると意味づけるため、 この異教のお祭りを、 イエス生誕祭に組み込みます。 私達はクリスマスイブに イエスが誕生したというイメージですが イエスの誕生は12月24日ではなく、 9月だという説もあるようです。 時を経て、死者に扮するのは大人になり、 悪い子をムチで打ち、良い子にはプレゼントをくれる ムチ打ち爺さん(Père

居住地区の階層、格差

オランダには、日本には無い、 住居地域による階層や格差が存在します。 ここでは、以下のように分類してみます。 庶民 伝統的 ボートハウス アパート 新規開拓、都市開発、実験 金持ち 貧民 その他 庶民 画像は、オランダ郊外の 一般的な庶民の住宅です。 屋根を共有した複数の住居が 長屋のように連なっています。 デザイン性のないこのような家を、 観光で訪れた人は、 あまり見る機会はないと思いますが、 オランダ人の庶民はこのような家で生活しています。 とはいっても、 部屋の広さは日本より広く、 各部屋に温水暖房も完備されていて、 外見は統一されてても、 中は住人の思い思いに改装されていて、 とても過ごしやすくなっています。 伝統的 観光ガイドに載っているような家です 表がオランダ独特で、 横に連なっていて、各家はとても奥行きが深い形になっています。 アムステルダムでよく目にする家です 家の所有者はとてもお金持ちのはずです。 メンテナンス・コストも馬鹿になりませんが、 資産価値も高く、売る時は大抵買った時より高くなりますので、 投資目的で買う人も多いようです。 賃貸料も高いです。 学生などがこのような家を借りる場合、 ほんのひと部屋、もしくは屋根裏で、 シャワー(通常湯船はありません)も共有でしょう。 ボートハウス 伝統的な家の前の運河に浮かんでいるのが ボートハウスです。 低地であるオランダには、 無数に運河があるので、 資材運搬用に使用していたような船を改装し、 住居として使用されています。 ボートには固定資産税がかからないので、 通常の家より安く住めるメリットがありましたが、 最近では地域によってはほぼ差がなくなってきたようです。 私の友人もアムステルダムの、ボートハウスで生活していて、 このあいだ日本からのTV取材を受けていました。 アパート 郊外に行くとオランダには団地があります。 オランダではアパートと言います。 日本では”マンション”という言葉を 安易に使いすぎですね。 海外で”自分はマンション住まい”といったら絶対誤解されます。 アパートでは、同じ間取りの住居が各層に積み重なっています。 建物によって階数は異なりますが やはり日本より天井は高く、 ゆったり作られてはいますが、 資産としては価値はなく、庶民の住まいです。 福祉に手厚いオランダには、 老人ホームも多数あり、 介護作業の面からも、通常の老人ホームは アパート形式のものが多いです。 新規開拓、都市開発、実験 オランダでは景観を非常に重視するため、 新規に住宅を建設する時、 厳しい基準があり、自治体によるチェックがあります。 そのおかげで新築が難しく、 伝統的な建物が残っているのですが、 一方、もっと斬新な家に住みたい、という欲求を持つ人達もいます。 一部には実験的な都市計画を行う地域があり、 モダンな住居を見ることができます。 地域中、ソーラーパネルが整備された モダンな街もあります。 金持ち 日本にもお金持ちの住んでいる地域、 というが存在します。 田園調布、広尾、松濤、芦屋、、、 実際の所、オランダにはもっと大きな格差があります。 本当のお金持ちが住むエリアというのがあります。 例えば、デン・ハーグとかアムステルダム郊外とか、、、 そこには、本当に大きなちょっとしたお城 のような家があったりします。 お城までいかなくても、日本のレベルを超えた 素晴らしい庭がついた 広い家がそのような地域には建っています。 貧民 金持ちがいれば、貧乏人もいます。 労働者、社会的弱者、移民です。 日本でも今問題になっていて、 国際問題にもなっている移民。 オランダ人も移民がかなり居ますが、 残念ながら移民はやはり根っからのオランダ人より 不利を被ることがあるため、 どうしても貧しくなります。 移民は自分の文化を守ろうとしますし、 自分たちの社会を作りますので、 移民地域が出来ることになります。 収入も高くないため、どうしても犯罪も増える傾向にあり、 危険地帯になってしまいます。 その他(占拠運動) 通りかかった家に、この記号が書かれていれば、 それは”占拠された家”という意味。 オランダ語で

オランダ 暮らしの便利帖

オランダで初めて生活することになったら、 生活に必用な正確な情報を得る必用があります。 客観的で、全般的な生活知識が得られるのは、 アムステルダムにある 在蘭日本商工会議所 が発行している オランダ暮らしの便利帖 です。 画像は 在蘭日本商工会議所がある Amsterdamの World Trade Center ビルです。 以前は冊子しかありませんでしたが、 今ではネット上で

果たして日本人は本当にマナーが良いのか?

日本人は民度が高く、 とても親切で、マナーが良いなどの 記事や番組が多くなってきたように感じます。 最近では、日本人のプライドをくすぐるような、 テレビ番組もあります。 スゴいですねナントカとか、 世界の日本人ナントカとか、、 和風ナントカとか、、 たしかに日本のおもてなしの心 繊細な立ち振舞は賞賛されるものだと思います。 本当に日本に生まれて幸せです。

オランダ人の開放性

あなたの家にはカーテンがありますか? そのカーテンは開いていますか閉まっていますか? 画像のような、オランダ人の普通の生活空間では、 大きな窓に、カーテンはあるのですが、 ほぼ一日中閉まっていません。 のぞこうと思えば、外から完全に家の中が見通せます。 もっと言えば、その家の中を通して、その裏庭まで 見通せてしまうぐらいです。 あたかも、 「見て下さい!」 と言

オランダの性風俗:日本人は飾り窓しか知らない

この画像は、ボートハウス売春宿の中からのものです オランダ、アムステルダムの 飾り窓は世界的に有名です。 Red Light District、、、 窓越しに女性を品定めし、SEXする性風俗です。 オランダでは売春がほぼ合法化されていて 売春に従事する人の労働組合まであります。 オランダに長年住んだ者からいうと、 アムステルダムの飾り窓は、 観光地化されていて

オランダのスリの実例: 在オランダ大使館の連絡先を控えておくこと

オランダにもスリがいます。 旅行者は特に狙われます 注意しましょう これはスリの手口の実例です スリから見て、海外からの旅行者は 大きなスーツケースを持っているので一目瞭然です さらに旅行中ですので、 現地の人より現金を持ち歩いています。 よいカモなのです 空港の最寄り駅などで 電車に乗る時は 特に注意して下さい ケーススタディーです 1. あなたはスーツケースを持って、電車に乗ろうとしています。 2.

盗まれたスマホを追跡する、ショート・ムービー

Short Film: Find my Phone - Subtitled - YouTube オランダは日本に比べれば 安全な国とは言えません。 自分自身も深刻な犯罪には巻きこまれませんでしたが、 何度も盗難に合っているし、 日本へ帰る直前に、スリにあい もう少しで財布を盗られる寸前まで いったこともあります このショートビデオは、 自分のiPhoneが盗まれてしまった経験から、 遠隔操作可能な”おとりの携帯”をわざと盗ませて、 どんなヤツが盗んでいるのか調べ、 最後はその当事者と対峙する、 という興味深い内容になっています ■